お年寄りに学ぶ
高齢化社会で当然、病院にはご高齢の方が受診されます。最近では85歳以上の方も全然珍しくありません。
軽い高血圧などで受診されていますが、とても元気でお会いするとこちらも楽しくなるようなお年寄りもいらっしゃいます。
私もそのような年齢になっても元気でいる自信はなく、どんな生活をしていらっしゃるのかいろいろ聞いてみたりもします。
私が感じる、元気なお年寄りの傾向は
毎日丁寧にほぼ規則正しく暮らしている。
自分で食事を作ったり家事をする
足が丈夫で自分で買い物に行く
趣味がある。友人がいる。
家族とのほどよい距離感
自然と感謝の言葉が出る、恨み言は言わない
というところでしょうか
そういえば昭和50年代の食事が最強ってお話を聞いたことがありますか?
昔ながらの日本食の感覚も残り、少しばかり西洋食が家庭でも取り入れられるようになった時代。
ご飯、味噌汁、焼き魚あるいはお肉、豆、煮物などの食事はタンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの栄養素がうまくそろっていて日本の長寿の一因といわれてます。
時代的には今、病院に来るご高齢の方が子育てや仕事をバリバリこなしていた頃の食事なんですね。
加工食品やファストフードはほとんどなかった時代。便利すぎる今の食生活をやはり見直す必要がありそうです。