肺炎の予防にも栄養
もし新型コロナウイルス感染に感染しても日頃元気な方は
それほど恐れる必要はないのではと思っています。
まずは休養です。
8割の方は軽症のかぜ症状。2割ぐらいは入院管理が必要な肺炎、全体の2~3%が
致命的な肺炎になるそうです。
肺炎は急に呼吸困難が悪化して命にかかわる可能性があります。
高齢者、がん治療中の方、糖尿病や肥満、喫煙者の方はやはり要注意。
急に悪化する原因はなんと自分の免役の暴走と言われています。
ウイルスと戦う免疫細胞が活性化されるとサイトカインという物質を作ります。
これが制御不能なサイトカインストームという状態になり、肺胞の中に血球や水分が入り込ん
で水浸しに。酸素が取り込めず、酸素吸入やさらに悪化すればECMOが必要に。
また血流をとめ病原体を封じ込めるため血栓が作られ(凝固異常)それが全身に及び
多臓器不全の状態になります。
新型コロナウイルスの特効薬はまだ研究の途中ですが、全身管理やサイトカインを抑える、
凝固異常対策については既存の薬がかなり効果を奏するようです。
予防のためのワクチンが待たれるところですが、
色々な製薬会社や国の思惑もあるようで
一般に使われるまでにきちんと検証しなければ
効果がなかったり
副作用がでたり
の恐れがかなりあるのではと思います。
私もワクチンが実用化されても一番に打ちたいとは思いません。
で
私たちができる治療・予防戦略としては
(1)規則正しい生活と質の良い睡眠をとること
(2)ストレスをためないこと
(3)日光を浴びて体内時計リセット
(4)適度な運動
(5)栄養を摂ること(運動しないでお菓子食べるはNG!)
具体的な栄養素としてはまずはタンパク質
高齢者で重症化する大きな要因
タンパク質の不足があると
白血球や赤血球や抗体を十分に作ることができません。
朝食がパンで、昼食が麺類などの食生活ではタンパク質が不足しますよ。
肉、魚、卵、大豆食品などできれば毎度の食事で少しずつは摂りましょう。
タンパク質をとることでビタミンB群も摂れると思います。
ビタミンDはウイルスに対抗する免役に必要と言われています。
ビタミンDが不足しないように魚やキノコをとる
ビタミンD活性化のためにある程度日光に当たることも必要です。
ビタミンCは野菜・果物に含まれますが、サプリメントも身近に手に入ると思います。
1日3000mgぐらいを(下痢しない程度)分割して摂りましょう
免役増強効果があるようです。
鉄分、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルも粘膜強化と免疫がうまく働くためには必要な成分です。
また腸に炎症があったり腸内細菌の状態が悪いと全身の免疫に影響します。
腸と肺は腸肺軸といわれ関連が強いので呼吸器系の感染症を予防するためにも乳酸菌などを
とることをお勧めします。
もし、コンビニ食、カップ麺など加工食品が食事の中心であれば糖質中心の食事となり、
いろいろな栄養素が不足してしまいます。
時間があればなるべくいろいろな栄養が摂れるように、簡単なものでいいので素材を調理して
みることをお勧めします。
今日のお話は
臨床分子栄養医学研究会 第14期分子栄養学実践講座の
4月12日 金子俊之先生「新型コロナウイルス肺炎の現状と予防・対策について」
4月26日 篠原 岳先生「コロナと私」
を参考にしました。