皮膚は全身の鏡
内科に通院中の方の中に
皮疹ができて皮膚科に行ってもなかなか直らない、
と言う方がいます。
そのような方は是非生活習慣を見直して欲しいと常日頃から
思います。が、なかなか実践する方は少ないのです。
今日は分子栄養学実践講座にて栄養療法を行っている
皮膚科の先生の話を聞きました。
皮膚は全身の鏡だそうです。
皮膚の免疫を腸管がサポートしていたり
皮膚を構成し、機能させるための栄養が必要です。
もちろん内科的なチェックも必要です。
明らかな内科疾患がなくても、生活習慣では
飲酒は胃腸、肝臓に負担がかかります。極力減らし
お菓子、加工食品もなるべくやめましょう。
コンビニ食は加工食品だらけで糖質過多や保存料その他が
腸内環境を悪化させます。
夜遅い食事を避ける。体に脂肪が蓄積すると
良くない。(逆に急なダイエットもよくない)胃腸のケアをして
タンパク質や野菜をしっかり摂る。
体の構成成分、血液の材料のタンパク質、ビタミン、ミネラル
(マグネシウム、亜鉛等)を摂ることが重要です。
カビに注意。洗濯物よく乾かす。住環境、寝具を見直す
血流が悪くなると良くないので冷えにも注意
睡眠不足にも注意
体内の感染巣があれば炎症が波及するので
副鼻腔炎、歯周病、慢性咽頭炎などがないか
あれば治療が必要。
そして、体内の有害金属(水銀、鉛など)が影響している場合もあるそうです。
特にアマルガム(見た目には黒っぽく濁った色の銀歯)
いまは保険診療では使われていませんが、
昔はよく使われていました。
オリゴスキャンで水銀の蓄積がわかる場合があります。
栄養療法ではこのアマルガムがしばしば問題になりますが
外すとき、血中に入りやすいので慎重な治療が必要。
専門の歯科にかかることをおすすめします。
他の金属やインプラントなどもきちんと歯磨きや定期受診していないと
問題です。
食生活改善に加え歯科治療、炎症治療、胃腸環境の改善
カビ治療、デトックスサプリメントや漢方薬で
難治性のニキビ、吹き出物、湿疹、じんましん、全身性脱毛症
などの皮膚疾患が改善した症例が実際にたくさんあるそうです。
身近な食べ物、生活習慣から
有害金属まで、皮膚にはいろいろなことが影響しているのです。