有機野菜の基準は厳しかった
普段は国産の野菜なら安心と思ってスーパーなどで買っています。
いろいろな農産物が店に並んでいることに当たり前で、
私たちはきれいな野菜、立派な甘い果物、季節外のものを
求めてしまいます。
でも日本の農薬の基準もいつの間にかかなり緩くなっていると
最近よく耳にします。
月に1回静岡県から届く有機JAS認証オーガニック野菜。
10月はインゲン、ラディッシュ、葉ダイコン、ナス、ルッコラ、
ピーマン、サツマイモ、人参ジュースなどが入っていました。
種類を選べるわけではなく、値段の割に量は少なめにも感じます。
その箱の中に入っていた『しあわせ野菜新聞』と書かれた
農家さんが作られたチラシが今回目にとまりました。
農薬や化学肥料を使わない栽培を有機農業といいますが、
有機JAS認証を取得していない野菜を有機(=オーガニック)野菜
と言ってはいけないそうです。
(だから無農薬でも家庭菜園で育てた野菜は有機野菜ではない)
有機JAS認証を取得するのも維持するのも大変で、
農地の場所や栽培方法や土や種などが厳しく定められているそう。
雨や風で農薬が流れてくることもあるので普通の慣行農地の隣は不可で
使用する器具、機械もそのまま使えないそう。
なので有機野菜は日本の0.2%の畑でしか育てられないとのこと
毎年1回の検査は現場の確認、書類のチェック、履歴、
危機管理対策の有無などなど朝から夕方遅くまでかかるそうです。
筆者の農家さんは
『オーガニック野菜を育てるためには知識や技術が必要で、
勉強して工夫して制約の中で対応しなくてはいけません。
オーガニックの魅力は与えられた環境の中で自然と共存しながら、
その土地が持っている最大限の力を生かして育つことです。
そうやって育った野菜は生きる力のある元気な野菜です。』
と書かれていました。
化学肥料を使わないので旬以外では育てられません。
おかげで農家さんの苦労が少しわかりました。
そのように育った野菜は
季節外で温室や化学肥料で育ったものより
ビタミンやミネラルも豊富
元気な野菜が元気な体の元になると思います。
できるだけ季節外の野菜や果物は避け、農家さんが頑張って作った
国産で安全な野菜を選びたいと思います。
さて送られてきたインゲン、ナス、ピーマン、ラディッシュと家にあった
鶏肉のミンチ、タマネギ、人参、シメジなどを使い、ドライカレーを作りました。
おいしくて幸せです。