京都お座敷遊び体験で見たプロ意識
大好きな京都に行ってきました。
京都在住の友人がお茶屋さんに行こう!と同級生数人を誘ってくれたのです。
最初お茶屋さんってどんなとこ?
芸妓さん 舞妓さんのいる、
一見さんお断りの
敷居も値段も高い所では?
どんなサービス?
私が行っても良いのかしら?
と思いましたが
(この年で何を今さら・・・)
せっかくの機会、
面白そうだし、行ってみよ!
ちょっとはきちんとした格好で
と思い、ワンピースを着ていきました。
京都は歩くので足下はスニーカーでしたが
お店に入る前にパンプスに履き替えることに
京都の宮川町、両側に木造のお店がたくさん建ち並ぶ狭い石畳の道
何百年もこの佇まいは続いているんでしょうね
とてもわくわくo(^-^)o
少し路地を入った所に目的のお店はありました
京都らしく入り口の間口は広くはなく地味
普通の家の玄関みたい
まずは一階の畳にカウンターのあるお席でお茶をいただきました。とても落ち着きます。
それから二階に上がり
狭い板の間(ここで舞ったりする)の奥にお座敷
艶やかな着物を着た舞妓さん、ちょっとお姉さんの芸妓さんが来てくれました
こんなに近くで見るのは初めて!
挨拶してお酌をしてくれて
われわれみんなで乾杯!
同級生と馬鹿話やあの人は今 というような話をしながら
お料理をいただきました。
前菜、お刺身、煮物、揚げ物、汁物、ご飯、味噌汁、漬物、果物
とどれも上品でとても美味しかった。
途中で芸妓さんの三味線で舞妓さんの舞、
お座敷遊び
金比羅ふねふねと
とらとらとら
でわいわい
芸妓さんたちさすがプロ。盛り上げ上手です
話も弾みます。
舞妓さんって中学校卒業すぐにこの世界に入り
礼儀作法やしきたりを学び、三味線や歌や踊りのお稽古などの修行をして
舞妓さんの間は髪の毛も地毛で結って
一週間はそのまま、高枕で寝るそうです。
普通は8ヶ月くらいでお座敷に出るようになり
二十歳くらいで芸妓さんになり一本立ちするのだとか
中学時代にここに来ると決めるってすごい
十台前半かと思ったかわいい舞妓さんは現在18歳とのこと!!
15歳でこの道に入りましたがコロナ禍で2年くらいお座敷に出ることができなかったそうです。踊りのお稽古はとても大好きだそう
お客さんが来なくても修行は続けられてたんですね。コロナでこの業界もどれほど苦労したことか。お客さんも戻ってきて、もてなす側もマスクなしで芸を披露することができるようになったのはやっとこの頃、とても嬉しそう
心地よい空間の中で美味しいお料理とつかの間の楽しい時間
あっという間の2時間。
普段デジタルの音や情報のノイズにまみれて疲れた私たちの心を癒やす
優しい三味線の音や踊り、おもてなしでした。
ベテランの女将さんはもちろん、若い・・舞妓さんのプロ意識はすごいなと感じ彼女たちの心意気に元気をもらえました。
体に気をつけてぜひ伝統あるこの世界を守っていって欲しい、そう思います。