このまま自粛しますか

最近の診察室にて感じること

10年先、20年先、老後も確実に今の延長線上にあります。

数年間コロナで真面目に自粛しすぎた結果

「ほとんど外食してません。」

「旅行なんてしてません。行っても良いですか?」

「映画も好きだったのに行ってない。感染が心配で。」

などと言われる方がチラホラ

そういう方は勿論ワクチンをきちんと打っていて、まだ外を歩くときもマスクをしています。

ちょっと気分が落ち込み気味になって、表情も乏しくなっています。診察室ではマスクをして(させられて)いますが明らかに目力がない・・・

長年の経験から言っていろいろ「心配だから・・・」といっているとむしろその通りになる事が多い様です。

「私はのどが弱くて風邪を引きやすいんです、すぐに熱が出るんです」と言ってる人は近くに発熱の人がいたとわかっただけで自分も熱が出るとか・・・

自分が思っている(恐れている)通りになっちゃう

まだ熱が出て無くても、ちょっと鼻水が出る、のどがイガイガするだけで

病院に来て「検査してください」「いつもの薬をください」

「コロナだったら、インフルエンザだったら周りに迷惑がかかる・・・」

などなど

自分は弱いんだと思い込んでいる。自分に呪いをかけていると言っても良いかも

まあ、病院としては多くの方が頻回に病院にきて検査をした方が収益にはなるのかも知れませんが・・・

自分をいたわり自分の力を信じよう

人間にはもともと立派な免疫力が備わっています。

もうちょっと自分の力を信じましょう。

私たちは生まれたときから勝手に心臓が動いて、体温を維持して、食べ物を消化吸収して体を作っています。

その働きがうまく回るように

食事では、腸の粘膜を傷つけ、働きを悪くする、加工食品などは避けましょう。

冷たい物もなるべく摂らないでください。

肝臓や胃腸を守るために、お酒はなるべく控えてください

体の回復を助けるために、睡眠はしっかりとりましょう質の良い睡眠のために午前中の散歩はおすすめ。夕方以降パソコンやスマホの画面は見ないで、照明を落として心穏やかに過ごしましょう

自分がやりたいことは我慢せずにちょっとずつでも取り組んでいきましょう。年齢が加わるほどやはり新しいことに取り組むのはおっくうになります。やるのは今です

気の合う人とがやがや、おしゃべりしましょう。認知症やうつを防ぐのはやはり人との楽しい時間を過ごすことだと思います。

自分の体の声を聞きましょう

くれぐれも、テレビなどで「〇〇だったら大変、すぐに病院に行ってお医者さんに相談しましょう」みたいな言葉は受け流してください、ね

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